古き良きアメリカ 2015 11 22

書名 まんがでわかるD・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」
監修 藤屋 伸二  宝島社

 最近の若者は、インターネットやスマートフォンの普及で、
本を読まないという。
 そこで、名著と言われる本を漫画で読もうというのが、
この企画の趣旨だと思います。
 デール・カーネギー(1888〜1955)は、
アメリカのミズーリ州に生まれ、
人間関係研究の大家と言われます。
 「人を動かす」という本は、
世界各国で翻訳され、ベストセラーになりました。
 また、「道は開ける」という本も、
日本では、有名でしょう。
 では、この本から引用しましょう。
「相手をやっつけずに自分の意図を通すのが最良の手」
「議論は避けるが勝ち」
 カーネギーによれば、
議論をしてもいいことなど何もない。
 なぜならば議論に勝利しても、
相手を心から自分の意見に賛成させることは不可能だからだ。
 確かに、議論に勝つと、
自分は気分がいいかもしれない。
 だが、負けた相手は、その正反対だ。
勝った相手に好意を持つはずがない。
 議論を仕掛けられることもあるが、
そんなときは、まず聞き役になり、
相手の意見を尊重しよう。
「相手に話させる」
 相手を説得したい場合でも、
まず、相手に十分に話をさせ、聞き役に回る。
そうすると、相手は自然と自分の味方になる。
(以上、引用)
 これは、今のアメリカの競争社会から見れば、
「古き良き時代」に見えるかもしれません。
 おそらく、カーネギーにしても、ドラッカーにしても、
その精神の多くは、日本社会において実践されたかもしれません。
 その日本においても、
アメリカ型社会(競争社会)になりつつあると指摘されます。
 社会は、ユートピア(理想社会)から遠ざかって、
競争社会や弱肉強食社会に近づいているかもしれません。







































































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